”写真界のアカデミー賞”とも呼ばれる世界的に有名なフォトコンテストinternational
photography awards(以下ipa)のウェディング部門にて、中四国を中心に活動するLovegrapherの原田祐紀さんが世界3位を獲得。今回の受賞についてお話をお伺いしました。
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ーこの度は本当におめでとうございます!フォトコンテストへの応募のきっかけと、この写真を選んだ理由を教えてください。
応募のきっかけは、1年前にLovegrapher(ラブグラフで活動するカメラマン)にエントリーを誘われたことです。
去年初めて応募してみた結果、"佳作"として評価をいただきました。入賞には届かなかったもののその経験が凄く嬉しかったので、今年もまた挑戦しようと思い応募しました。
今年は僕の得意とするドラマチックなウェディングフォト4作品でエントリーして、この写真が3位入賞・他の作品は全て佳作をいただきました。
ー2度目の挑戦での入賞だったのですね。受賞されたこちらの写真の撮影エピソードがあればお聞かせください。
今回賞をいただいた作品は、島根県にある"出雲 日御碕灯台"という場所で撮影したウェディングフォトです。
写真を見てもらうとわかるように足場が悪い場所です。普段ならこのポージングも危ないので岩場ではやらないのですが、実はこの新郎さんがボディービルをされている方だったんですよ。新婦さんを絶対にしっかり支えられる、このお二人だからこそ撮影できた一枚です。
ー受賞の連絡があった時はどんな気分でしたか?
1年前と似たような英語のメールが届いたので「今回も佳作をいただいたのか」と嬉しく思いながらよく見てみると文面が全然違って、3位入賞と書かれていました。信じられなくて5回くらい読み直しました。(笑)
このメールを開いた時はちょうどラブグラフで活動する仲間たちと一緒に過ごしていたので、その場にいた仲間も喜んでくれました。
ー今回世界的なコンテストで評価されて感じたことやこれからに活かしたいことなどがあればお聞かせください。
入賞できたことで、嬉しい気持ちは大前提あります。ですが、それと同時にここで止まらずにまた更にレベルを上げていかなきゃという「責任」を感じていますし、そしてこれからも同じように今の自分のスタイルを貫いていいんだという「自信」が湧いてきたようにも思います。
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そしてこの賞は、ラブグラフの環境があったからこそ頂けたのだと感じています。
僕はラブグラフの中ではトップカメラマンとして活動していますし、カメラマン育成プログラムの講師もつとめていています。撮影する写真も社内外での言動も、多かれ少なかれ全国のカメラマンに影響を与えているんだろうと感じています。
最近では、僕の写真を目指してくれているカメラマンもいて「追いかけられている」と感じることが増えました。追いかけられている実感があるからこそ、自分のレベルをどんどん上げていかなきゃならないというプレッシャーも感じますし、この緊張感があるからこそ現状に甘んじることなく挑戦を続けていけるのだと思います。
今回とても名誉ある賞をいただきましたが、僕の喜びであり僕の仲間にとっても喜びでもあると嬉しいです。
ーありがとうございました!これからの活躍も期待しています。