Lovegraphのウェディング写真が、国際フォトコンテストで世界2位を獲得。2年連続受賞の背景と、新たな挑戦。

2022.12.27更新

”写真界のアカデミー賞”と呼ばれるフォトコンテスト「international photography awards」にて、中四国を中心に活動するLovegrapherの原田祐紀さんの作品が世界2位に選ばれました。

Lovegraphのウェディング写真が、国際フォトコンテストで世界2位を獲得。2年連続受賞の背景と、新たな挑戦。
”写真界のアカデミー賞”とも呼ばれる世界的に有名なフォトコンテストinternational
photography awards
(以下ipa)のウェディング部門にて、中四国を中心に活動するLovegrapherの原田祐紀さんが世界2位を獲得されました。

昨年、同フォトコンテストにて世界3位を受賞した原田さんへこの度1年ぶりのインタビューをさせていただきました!

▶︎昨年度のインタビューはこちら
Lovegraphのウェディング写真が世界3位を獲得。国際フォトコンテスト”ipa”への挑戦
ー 原田さんお久しぶりです。1年前を上回るipaでの世界2位の受賞、本当におめでとうございます!前回もお聞きしましたが今年のフォトコンテストへの応募のきっかけと、この写真を選んだ理由を教えてください。

ありがとうございます。自分でも2年連続でこのような賞をいただけるなんて思っていませんでした。
普段フォトグラファーとして活動しており、撮影した写真はどれも100%気に入っています。そんな写真たちが第三者の視点で見た時どのように映るのか試したいと思い今年も参加しました。"受賞したい!"というような気持ちはなかったです。

今回賞をいただいたのは、大雨の日に撮影した思い出深い写真です。
撮影予定の日が雨予報の場合延期する場合が多いのですが、こちらのご夫婦は旅行先での撮影予定だっため延期ができず雨の中決行することになりました。

大雨の中の撮影は滅多にないことで、こんな撮影させてもらえることはこの先ないだろうと思いました。「誰も見たことがないような最高の写真をお届けします」とお二人に伝えて僕も楽しみに撮影日を迎えました。

ー そういった背景があったのですね。本当に映画のワンシーンのような素敵な1枚です。
ー最近の写真についてのお話もお伺いさせてください。勝手ながら数年前から原田さんの撮るお写真を拝見しているのですが、最近撮られるお写真はどこか雰囲気が変わったような気がしています。この1年ほどの間で、撮影の仕方や考え方などに変化があったのでしょうか?

写真の変化を感じ取ってもらえて嬉しいです。これまでのドラマティックな写真の軸は変わらないのですが、新しい要素を取り入れ始めています。

ー 具体的にはどのような要素なのでしょうか?

「その時その場をそのまま切り取ること」への意識が強くなったように思います。

例えば、風が強い日ならそれを活かして花嫁さんの揺れる髪やドレスの裾にフォーカスして撮影したり、その時間の光と影を最大限使った撮影をしてみたり…。

ウェディングフォトというものは"撮るべきカットをきちんと撮ること"もとても大事なので、全ての写真を変化させるべきではないと思っています。ウェディングフォトのスタンダードをきちんと撮り、これまでと変わらずダイナミックさやドラマティックさを守りながら新しい要素を取り入れる挑戦をしています。

その瞬間を活かす写真を撮ろうという意識でいるとすごく気持ちも楽になりましたし、自分自身でも二度と撮れないような、その時限りの写真を残せているのではないかと思っています。

ー 今までの知識と経験があるからこそ取り入れられるものなのでしょうね…!最近のお写真の変化の裏側が少しわかったような気がします。これからも原田さんの新しい写真が生まれていくのが楽しみです。最後に、今後の目標があれば教えてください。
自分の中で新しいことが始まったので、これから先自分の写真がどう変化していくのかが楽しみです。

ラブグラフのカメラマンは年齢的に若い人も多く、瞬発力や吸収力が高い人が集まっているので、僕は一瞬で抜かれてしまうと思っています。でもこの業界を牽引したい気持ちがあるからこそ、立ち止まっていてはいけないなと感じています。

その日その場所の環境の中での出会いに気づき、どう表現するかを考え楽しみながら撮影していきたいと思います。

ーありがとうございました!これからの活躍も期待しています。
こちらもあわせてご覧ください。

・原田祐紀さんのページ
https://lovegraph.me/photographers/yuu/

・原田さんの過去のインタビュー記事
https://lovegraph.me/articles/6430