食器は何を選べばいい？男の子のお食い初め解説

生後間もない赤ちゃんの儀式ってたくさんありますね。
自分にとって初めての赤ちゃんだったら、何日目に何をしたらいいのかわからないお母さんやお父さんもたくさんいるかと思います。
今日は生後100日に行う儀式「お食い初め」についてご紹介します。

お食い初めとは、生後100日目に行う伝統儀式のこと。

乳歯が生え始める頃に合わせて「一生涯、食べることに困らない。すくすく育って過ごせますように」と生まれてきた赤ちゃんが健康に育つ願いを込めた儀式のことです。

家柄や地域によって料理の献立に違いがあるみたいですが、基本のお食い初めの献立は、鯛、赤飯、お吸い物、煮物、香の物の5品と歯固め石を用意します。古くから伝わる伝統的なスタイルです。それぞれに意味や願いが込められているのです。

一般的にお食い初めで用意する食べ物が決まっており、それぞれの食べ物には意味や願いが込められています。

・鯛「めでたい」
・筑前煮
れんこん→「先を見通す」
さといも→「将来子沢山」
若竹煮→「健康に育ちますように」
昆布締め→「喜ぶ（よろこんぶ）」
・お赤飯→赤は、古来より魔除けや厄除けの力があるとされる色。
　　　　→災難や病気にあうことなく健康で健やかに育ちますように。
・梅干し・香の物・・・梅干しのしわや香の物の「しわ」をかけて、しわが寄るまで長生き
・（ハマグリの）汁物・・・ぴったり重なる→素敵な伴侶に恵まれますように「良縁祈願」

お食い初めでは、男の子と女の子で使う食器が異なります。

男の子が使うお椀は漆器や素焼きでできているもの、お箸は柳でできた祝い箸を使います。男の子用は全てが朱塗りで、女の子が使うお椀は外側が黒塗りで内側が朱塗りのものが基本です。
また、男の子の場合日輪や菖蒲など、昇運や元気さを表す文様を選ぶことが多いです。

ただし、地域によって異なる場合もあるようなので、念のためご家族や親戚に確認してみましょう。

食器屋さんやネットで大体5000円から販売・レンタルができます。

また、最近では離乳食が始まった時に使えるようにプラスティック製の物や天然の木製で作られた食器で代用も可能！これだと、食器棚の肥やしになる必要がなく長く使えますね。

儀式では、赤ちゃんに料理を食べさせる順番があります。ですが、実際に赤ちゃんはまだ食べれませんので、口もとに近づけて食べるフリをさせるだけで大丈夫です。

その後、「歯固めの石」にお箸を軽くと当ててから、赤ちゃんの歯にちょんちょんとお箸を当てて、赤ちゃんに「丈夫な歯が生えますように」と祈願する儀式を行います。

お食い初めで行われる儀式「歯固め」はご存知ですか？

あまり馴染みがないことばですが、お食い初めのとき赤ちゃんに石のようにしっかりと丈夫な歯が生える事を願う「歯固め（はがため）」という儀式を行います。

そして、この歯固めの儀式でつかわれる石のことを、「歯固めの石」または「歯固め石」といいます。

基本的に歯固め石は1〜2個準備をします。地方によって数は異なるようなので、確認しておきましょう！また歯固め石を手に入れる方法はいくつかあります。

神社から納めてもらう方法には主に二通りあります。
お宮参りの時に、神社から納めてもらう。
神社の境内の石を授かる。

「お食い初めセット」として、料理、漆器や歯固め石を全部セットで売っているネットショッピングサイトもあるようです。こちらを利用すれば準備も楽ですね！

感謝の気持ちを込めて綺麗に洗ってから元の神社にお返ししましょう。

近年では記念として手元に残しておかれる方もいらっしゃるようです。紙やガーゼなどに包んでへその緒と一緒に保管して、記念の品として取っておいても良いかもしれませんね。

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