【お宮参り】男の子の着物の決まりって?正しい選び方の紹介

2019.05.18更新

男の子が生まれ、いよいよお宮参り。着物の準備はできていますか?赤ちゃんの初めてのおでかけは、きっちり準備して望みたいところですよね。どこで入手する?誰が準備するべき?などなど……。今回は、お宮参りの男の子の着物についてまとめました。

【お宮参り】男の子の着物の決まりって?正しい選び方の紹介

■まずはお宮参りの正装について解説!

伝統的な日本文化である"お宮参り"。まずは、そもそものお宮参りの正装についてご紹介します。

赤ちゃんに限らず、母親、父親、祖父母など、他の参列者の正装も要チェック!
お宮参りの服装に関する基礎知識をつけた上で、準備に望んでください。

▷赤ちゃんの正装

お宮参りの赤ちゃんの服装は、着物が正装とされています。

赤ちゃんには白羽二重の着物を着せ、その上から豪華な柄の入った祝い着をかけるのが一般的。しかし体温調節が苦手な赤ちゃんにとって、着物よりもベビードレスのほうが季節的に過ごしやすい場合も。そんなことから、最近のお宮参りでは、祝い着の中にベビードレスを着る赤ちゃんが多く見受けられます。

決まりに忠実に着物を着せるのも良いですが、赤ちゃんの体調やその日の天気も考慮して、柔軟に対応できると良いですね!

▷母親の正装

母親や祖母も、お宮参りの際は着物が正装。「黒留袖」「色留袖」「訪問着」を着るのが良いとされています。
しかし、授乳などといった理由で着物を着るのが難しい場合は、ワンピーススーツなどで代用OK。洋服で参列するときには目立ちすぎない様、露出や派手な色を避けるのが無難です。

▷父親の正装

母親のお宮参りの正装が着物の一方、父親はスーツを着るのが現代では正装とされています。ビジネススーツではなく、お宮参りにふさわしいフォーマルスールを用意しましょう。
母親が着物で参列しない場合は、母親と雰囲気を統一しておくと見栄えが良いでしょう。

▷祖父母の正装

祖父母も母親父親と同様で、祖母が着物、祖父がスーツを着るのが正装とされています。祖母が洋服で参列する場合は、もう一方の祖父母の服装も確認し、合わせられると安心です。

家族全体の服装のトーンを意識しつつ、お宮参りにふさわしい服装を選びましょう。

■お宮参り・男の子の着物の決まりをご紹介

お宮参りの正装について知ったところで、男の子の着物について説明します。

●男の子の着物の模様は?

お宮参りの男の子の着物は、腰のあたりで模様が切り替わる熨斗目模様深緑紺色といった深い色が好まれます。

高く飛ぶことから大成を連想させる鳳凰、強さを連想させる武者など、勇ましい模様が入ったものが定番。赤ちゃんの今後の健康を願う柄とされています。

また、最近ではキャラクターが入った着物を選ぶ方も。
お宮参りに限らず、七五三でも仕立て直して再利用することができるので、一つ似合う着物を用意しておくと良いですね。

●お宮参りの着物はどこから入手する?

お宮参りの赤ちゃんの着物は、レンタルする人が多いとされています。レンタルショップは、お宮参りの祝い着だけでなく、着付けに必要なものまで一式揃えてくれるところがほとんどです。

とはいえ、お宮参りの際に良い着物を一着購入しておけば、七五三で仕立て直したり、兄弟や親戚、はたまた孫のお宮参りで使ったりもできるので、買っておいて損はないはずです。

●男の子の着物には家紋を入れるべき?

古くから、一家の後継とされる男の子のお宮参りの着物には、家紋を5つ入れることがしきたりとされています。しかしこれも、必ず入れなければならないものではありません。

特に、着物をレンタルする場合は、家紋を入れることができない場合もあります。

父方の祖父が、男の子が将来の跡取りとなることを気にしている場合もあるので、祖父母の意向も配慮しつつ、男の子の着物に家紋を入れるか決定できると良いでしょう。

●お宮参りの着物は誰が用意する?

男の子のお宮参りの祝い着は、母方の祖父母が用意するのがしきたりとされています。しかし現代では、その伝統は薄れてきているそう。

レンタルをしたり、父方と折半をしたりするパターンも多いです。また、母方の祖父母からお金だけもらい、父母で着物を購入したりと、準備の形は様々。

できるだけ家族で話し合い、その家族のお宮参りに対するスタイルにあった方法で購入しましょう。

■男の子の記念に残るお宮参りを!

今回は男の子のお宮参りの着物について、ご紹介しました。

古くから伝わる家族行事となると、そのしきたりも多いもの。その決まりを知った上で、家族のお宮参りに対する考え方に合わせて窮屈なく当日を迎えられると良いでしょう。

家族が集合するせっかくの機会、記念に残る1日にしてくださいね。

関連記事 関連記事