気持ちが落ち込んでしまったときに、今の自分が好きになれるようなお守りの写真が欲しいと思ったのがきっかけです。

自分が変わろうと初めて思った時期が中学生に上がる頃だったので、母校の中学校周辺での撮影をお願いしました。懐かしい校舎や通学路をみうちゃんとお喋りしながら歩いてみて、記憶の彼方にあった当時の嬉しかったことや楽しかったこと、悲しかったこと、辛かったことがぽつぽつと思い出されてきて、今の自分がある要素が沢山詰まっていたことにハッと気付かされました。今まで特に何かに力を入れていたわけではない中学時代だと思っていたけれど、その次に進めるような小さな経験を沢山積み重ねてきたことに気づけたのが今回とても大きかったです。

幼い頃からずっと自分の容姿にも内面にも自信が無く、自分のいいところって何だろう、好きなところって何だろうと思い悩んでしまうことが多々ありました。なので正直、納品された写真を見るのもとってもドキドキして。でも出来上がった写真を見てみると、そこには自然体の、ありのままのいつもの私が写し出されていて、ホッとしたと同時に「あれ、案外今の自分いいじゃん」と。そう思えたのは、撮影時にみうちゃんが私の過去の話を丁寧に受け止めてくれたり、うんうんと頷いてくれたことで、自分について振り返ることができたからだと思います。正直細かい部分はまだまだ気になることが沢山あるけれど、でも初めて「今の自分、好きかも！」と思えるような写真を残すことができました。
ずっと憧れだったみうちゃんに、思い切って撮影をお願いしてよかったです。これから落ち込んだときや自分が嫌になりそうになった時はこの写真をお守りに、これからも私らしく人生を歩んでいきたいと思います。