(Ma to Ma)

.me(ドットミー)で撮影 神奈川県

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[ INTERVIEW:01 ]

今回の撮影に込めた意味や想いがあれば差し支えない範囲で教えてください。

25歳の私はとても大きな変化や転記があった1年でした。
人生に対する不安や焦りから、自分が何者でもないことに「絶望」を感じて、外にも出られない程、闇に葬られら気持ちで一杯の時期。
そんな絶望状態の中で唯一情熱を燃やせたのがLovegraphでした。

なんの取り柄もない、自信もない、人生に絶望していた日々から、自分の手で人々を幸せにすることができるんだ!と希望の感情を手に入れることができました。

そんな絶望と希望を共にした私の住んでいた街。
過去の自分とこれからの自分の狭間を行き来した、そんな瞬間を残したくて、もう二度と訪れることないと思っていた地に降り立って、撮影をしていただきました。
振り返ってみたときに、この日の感情が振り返れるような写真を残せたらなと想いを込めて臨んでいました。

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[ INTERVIEW:02 ]

この日の写真を通して、これからの自分をどう向き合いたいですか?また、見てもらう人がいたとき、自分をどう見てもらいたいですか?

自分を1番に愛してあげてるか?正直に生きているか?
自分と向き合うときはこれを自問自答して向き合っていきたいです。

25歳女性。仕事のこと結婚のこと、ライフプランにかなり悩む歳でした。周りと比べて焦ってしまったり。でも、実際焦って絶望感を長期間経験して分かったことは、25歳という年齢と性別に囚われても何も前には進めないということ。私は囚われすぎていたなと感じます。そして、これまで自分ファーストに生きれていなかったなと思います。

zenさんと沢山お散歩して沢山過去の話をすることで、過去のことを笑い話にできていて、確実に未来に向けて気持ちが前向きであるということを、喋りながら気づくことが出来ました。

これからどんな未来が待ち受けているかわからないけれど、その時その瞬間に感じた自分の心に正直に、そして自分を1番に愛してあげたいなと思います。

この日の写真を誰かが見たとき、自分に正直に生きている人だな〜って見てもらえたら嬉しいなと思います。

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[ INTERVIEW:03 ]

今回はコンセプト設計から当日までの準備からお疲れ様!撮影思い返してみるとどうだったかな。ぜひ最後にメッセージください!

ラブグラフを知るきっかけになった憧れに憧れた人『zenさん』

今しかない!と思って依頼して本当に良かったと心の底から思っています。

コンセプト設計から当日まで、互いの境遇や想いをぎゅっと詰め込んだ時間が流れていました。
自分の人生の振り返りもでき、楽しそうにシャッターを切るzenさんを見ていて、撮られている私が幸せな気持ちになった、そんな時間をいただきました。

撮影後もお酒片手に街を沢山歩いて、溢れんばかりのラブグラフ愛、写真への愛を語ってくださり、その距離感になれたことも、とても嬉しかったです!

zenさんの胸中を直接聞かせてもらった貴重な8期生、そしてpaluとして、ラブグラフの後世に少しでも後継できる人でありたいですし、これからの人生の糧にします!

何年も憧れていた人。実際に会ってみてもっと尊敬の想いが強くなりました。
出逢えて本当によかったです。

zenさん、大切なラブグラフJoin 6年記念日に、私を最後に撮るという選択をしてくださり、この上ない幸せな時間を本当にありがとうございました!
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(zenより)

依頼を貰ったとき、もしかしたら長らく見てくれていたような「Lovegrapherのzen」では撮れないかもと躊躇していました。しかし、1人のPhotographerとしてのzenやその姿勢を尊重してくれて、撮影に込めた想いを全て委ね信じ切ってくれたことが本当嬉しかった。だからこそ臨めた撮影だったし、完成できたアルバムだったとも思います。

思い出したくもない辛い過去、でも確かに地に足つけこの地で努力してきた事実、そしてそれらが繋がり幸せである今、そんなものをギュッと詰め込んだアルバムです。誰よりもこの写真を愛し、そしてこのアルバムを通して今よりずっと自分のことを好きになっていって欲しいです。

撮影を通して「Lovegrapherのzen」に対してずっと抱いてくれていた憧れの通りだったのか、はたまた結果全然違うものだったのか、どう目に映ったのかな。最後まで答えは分からないけれども、でもおかげで最後も忘れられない撮影の時間を過ごせました。依頼してくれて、本当ありがとう。

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【最後に:この作品について】

彼女が学生時代から新社会人になるまで長らく住んでいた街での撮影でした。20才前後で酸いも甘いも知ったこの土地に立ち、過去への後ろめたい気持ちや思い出したくない感情、もがきながら掴み取った現在の幸せな日々との間に揺れ動く彼女の様相を、なんとか写真に収めたいと思いました。一瞥してよく分からない写真もアルバムには含まれていますが、そこには何か特別な意味があって1つの作品にしています。ご覧になっている方にはその解釈の余地も少し楽しんでもらえたらなと思います。

そして奇しくも本件は「Lovegrapherのzen」としては最後のアルバムとなりました。この走り抜けた6年の思いを馳せながら、これまでと今の自分の間を振り返りながら、いまの自分が出来る精一杯の撮影をさせてもらいました。出し切ったこの作品が、自分の真の現在地点だとも思っています。これからはラブグラフの看板を下ろして「Photographerのzen」として写真を撮り続けていきます。この日の作品がまた新たなスタートだったと思えるよう、これからも写真を通して何かを表現していきますので、見かけた際にはどうぞ宜しくお願いします。

(2023.03.02)

Area: 神奈川

Date: 2023/2